バ鏡

稚拙で支離滅裂ながらも日々感じたことを書き綴ります

福神漬け考察

突然ですが、カレーライスに付いてくる福神漬けの存在意義について考えたことがありますか?

 

昨日食堂でカレーライスを注文し、向かいのテーブルを見るとオプションとして各種漬物がバイキング形式でズラリと並べられていました。

大体何処にでもある、ありふれた光景です。

しかし明らかに福神漬けが他よりも減っていたのを見て、ふと疑問に思いました。

その疑問こそが、

冒頭の『福神漬けに存在意義はあるのか?』

です。

 

本来漬物は際立った味を持たない白米の味をより際立たせる為の、いわば脇役であり、カレーライスの福神漬けもその道理からは外れることは決してありません。

しかし問題はカレーライスの場合白米にカレーがかかり、味は他の追随を許さない程に濃く際立っているのに漬物が何故必要なのか?ということなのです。

そこで3つほど仮説を立ててみました。

検証など行っていないので、信憑性は甚だ欠けていますし、文章もいたって稚拙なものですが読んでいただければ幸いです。

 

1.彩りを添える為

カレーは基本おしなべて茶色です。

(例外的にブルーカレー、イエローカレーなどがありますが、今回は加味しません)

人参を入れてもやはりその濃い茶色に呑まれ、茶色にくすんだ暗いオレンジ色になってしまいますし、何を加えても茶色に染まってしまいます。

 

しかし、そこに外から真っ赤な福神漬けを加えるとどうでしょう。地味な色のカレーが少々華やいだではありませんか!

 

つまり、この仮説における福神漬けは

"食べる為"ではなく"飾る為"に存在する、本来の用途とはかけ離れたものなのです。

 

2.辛さを和らげる為

カレーは周知の通り辛い食べ物です。

しかし人間みんな「辛いもの大好き!」なんて言うはずがありません、辛いものが苦手な人は多数居ます。

そんな人が何もなしに辛いカレーは食べられないでしょう、そんな時に甘めの福神漬けが役に立つのです。

つまり辛さで真っ赤な舌を優しく福神漬けが介抱してくれるイメージですね。

 

つまやらこの仮説における福神漬けは

辛さを軽減する、箸置きの様な存在なのです。

 

3.余ったご飯の為

まず始めに、カレーの食べ方は

1つはスプーンでそのままカレーとご飯をすくい取って食べる方法

もう一つはご飯をあらかじめ、ぐちゃぐちゃにかき混ぜてから食べる方法

の主に二種類に分けられますが、今回は前者としてお話していきます。

 

カレーをバランス良く食べるのは簡単に見えて案外難しいもので、意識して食べてもほとんどの場合ライスが余ってしまいます。

ちょうど柿ピーのピーナッツばかり食べてしまって、おかきだけになってしまった場合に似ています。

 

そんな時そのまま白米をスプーンで食べてもいいのですが、最後まで美味しく食べたい!

そんな時に福神漬けは存在意義を持つのです。

つまり、カレーライスから白米への転換が福神漬けによって初めて可能になる訳です。

 

この仮説における福神漬けが最も本来の用途に沿っており、福神漬け君も本懐を遂げられるのです。

 

 

以上の3つを挙げてみました。

私見を述べますと、最後の仮説が最も大衆的かと思います。

みなさんはどうお考えでしょうか?